新年に決めたことなど

あけましておめでとうございます

 

昨年は金銭面でえらい目に遭いました(まだ続いてますが)。近況報告 - 固窮庵雑録に書いたように、コロナ禍の初期に大学の授業がなくなり収入が途絶えると思った私は、ビギナーズラックで増えた株を換金したのですが、これが収入と見なされ、国民健康保険を月7万数千円支払うことになりました。

私の非常勤のコマ数は前期・後期平均して週8です。1コマあたり月2万数千円ですので税金、年金、家賃にこの国保料だと生活できません。市役所で相談し、総額を払えるまでギリギリ払えそうな額を毎月延々と払うことになりました。

……なんなん、これ。

すっかり勤労意欲なくなったし、なんなら一瞬生きる意欲なくなってくらくらしたので缶コーヒー飲んで気持ちを落ち着かせてから帰宅した……

というわけで、この先使わないだろうけどセンチメンタルな気分になって手放せなかった貴金属を換金し、ミニマリストにまた一歩近づきました。

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さて、ここ数年の私の課題は、いかにして研究や著作の時間を作るかということでした。試したのは以下のようなことです。

  1. 電車の中で仕事をする
  2. 非常勤の終了後、カフェで仕事をする
  3. 中食する
  4. 外食する

1つめ、神戸方面から新快速に乗って京都・滋賀にまで出かける私は500円払ってAシートを利用するなどしたのですが、酔いやすい体質なので書き物は無理でした。GOTOを利用して京都方面のホテルに泊まってみたとき感動的にリフレッシュできたので、疲れが溜まってきたらまたホテルに泊まりたいです。観光もしたいし。宿泊代がかさんで何のために働いているのかわからなくなってきたら、そのときが非常勤の辞めどきだと思っています。

 

2つめ、授業が終わって帰宅したらぐったりしてしまい、夕食後もダラダラ過ごしがちだったので、同じ境遇なのにバリバリ仕事をしておられる専業非常勤の先生方がよくカフェを利用しているのを真似してみました。なかなかよかったのですが、コロナ禍でカフェが利用しにくくなりました。これはどうしようもないかなあ。

ちなみに私は非常勤先で採点したり書類を書いたりは長年、控え室で済ませてきました。試験も当日に成績を提出して帰宅、書類もクラウドに保存しておいた前年度のものに手を加えて当日作成を基本としていました。いまは試験はともかく、書類に関してはコロナ禍をきっかけにメールになり、大学名なしの「教務課」からバンバン着信したりするので混乱状態になっています。出だしに大学名を名乗ってほしい……たぶん専業非常勤には「授業アンケートの実施について」とかいうメールが一気に5校から来るなんてことを想像してないんだろうけど。

 

3つめ、かつての私は味噌と梅干しまで自分で作る自炊派でしたが、5、6年前にお総菜や冷凍食品を買うことを自分に許し、2、3年前に外食を解禁しました。思ったほど食費に影響しなかったです。なにより、自炊の頻度を減らすと体力が温存されるのが素晴らしい。

帰宅が遅い日やスーパーに寄るのもしんどい日のためにニップンのよくばりシリーズ をいくつか買いだめしています。帰宅してすぐレンジにかけると、洗濯物を取り入れて郵便物をチェックしたころには食べられます。味は、私が利用するスーパーの総菜と同じくらいかそれよりおいしいといったところです。

 

4つめ、これは2と重なりますが、私はサイゼリヤが好きで、ドリンクバーを頼んで食後にティラミスをいただきながら仕事ができるのがよかったです。これもコロナ禍で難しくなりましたが。

 

3と4ですが、私の料理は味付けがかなり薄味で、お総菜や冷凍食品、外食もたまになら楽しくておいしいのですが、週に2回以上になるとちょっと辛くなり、猛烈に自分の作ったものが食べたくなります。塩分も気になるし。

今年は自炊したとき多めに作って冷凍しておくようにしたいと思います。すでに切り干し大根やひじきを炊いたときは小分けして冷凍しているのですが、自家製の冷凍食品はニップンの冷凍食品のように長持ちしないのが悩みどころです。

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というわけで私の場合、時間を生み出す方法として、移動時間を減らすことと、衣食住のうち食に掛ける手間を省くことばかり考えてきました。

しかし今年はもう1つ、Twitterにかける時間?を減らそうと思っています。

もともと私は、人に思われているほどTwitterを利用していませんでした。TLも自分が何か呟いたときしか見ていません。通知もとうに切っているし、フォロワー数にも興味がないので知りません。たまにバズってますが、バズるのはあまり自分らしくない、自分で好きでもないツイートがほとんどなので、「与元九書」で新楽府のような渾身の作ではなく長恨歌のような作がバズっているのを嘆く白居易に共感しています。

しかし友人に「忙しいわりにはマメに返信してるよね」と言われて気がつきました。呟いたときには「@ツイート」をチェックするのが習慣になっていて、まるで仕事みたいになっていたのです。昨今のTwitterは楽しくやりとりしているつもりでもどこに炎上のネタがあるかわかりません。私はこれまで炎上したことがありませんが、それは運が良かったのと(仮にこのブログをネタに炎上させることも可能でしょう)、私なりに気を遣っていたからだと思います。その気を遣っている部分がまるで仕事のようで、時間はさほどかからなくても精神的には消耗していたのに気付きました。@ツイートはとても有り難いし、たぶんこれからも見ると思うのですが、見る頻度は減らすつもりです。

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新しい年になりましたが、令和3年度はまだ終わっていません。

今年度中にしたいこと、というか絶対にしないといけないことは、

  1. いま執筆中の共著を仕上げる
  2. 論文1本書く

令和4年中にしたいことは

  1. あの本1を仕上げる
  2. あの本2を仕上げる
  3. (あの本3の仕事をしないといけなくなるかも…)
  4. 論文1本書く
  5. 資料紹介1本書く
  6. 短歌の連作に挑戦する
  7. 中国語の勉強を本格的に再開する

です。がんばるという気合いだけでは無理なので、仕事をする環境と仕組みを作っていきます。