漢文を翻刻するときに便利なサイト

翻刻してテキストを作るのはすべての基本。漢文は写本でも文字をあまり崩していないものが多いですが、それでも時間がかかります。ふだん翻刻するときにお世話になっているアプリやサイトの覚え書きです。「えっ、あれ使ってないの?」というのがあればぜひコメントください。

 

codh.rois.ac.jp

「みを」の登場で翻刻が劇的に捗るようになりました。得意不得意があるようで、近世の漢詩の詩稿の場合8割くらい読める一方、儒者の書簡はほぼ読めません。「みを」を頼らなくていいものでも、テキストに変換してもらって入力の手間を省いています。

 

uakms.github.io

旧字体に変換するサイトはいろいろありますが、私はこれを使っています。一人称の「余」も「餘」に変換されるなど、細かいところを確認する必要があります。

 

このあとは読めなかった文字一つ一つと向き合う時間です。

tosando.ptu.jp

漢詩の場合は韻や平仄から候補の文字が絞れます。韻や平仄を間違っている可能性もありますが。

 

masudanoriko.hatenadiary.com

書簡を読むときに使っている本を書いています。

 

kanji.club

〇へんに〇って何ていう漢字だったっけ……というときに、即出てくるので便利です。

 

glyphwiki.org

どうしてもこの字をパソコンで出すのは無理……と諦める前にここを見ます。

 

訓点や送り仮名を付けるのには、やっぱり一太郎が便利です。